2007/07/23

"イヌイム"の手記 第4夜

ひとりきりのガンジス映画祭の夜、目を覚ますと、私は、東海林のり子であった。お台場で胎動す海底クローン農場から産卵される、数千の東海林のり子のうちの一個体。対となる存在…蝋人形館から産卵される小倉アナ軍団の全個体のヅラを、装備した煎餅から放射される400000どのねっせんで焼却する使命を負い、最期の突撃取材に赴く。

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2007/07/04

"イヌイム"の手記 第ー夜

address:川崎市/農業用貯水池
identity:"三本脚の踊子"山田

私の腐った爪は博報堂に勤めているし、私の溶けた肋骨はIT関連企業を経営しているのです。だから、私自身が河川敷に犬が掘った穴で生活していても、それは何ら問題ではないのであります。

私の萎んだ眼球は国立大を出ているし、私の灰になった外皮は都心の億ションに居住しているのです。だから、私自身が工場跡で犬の死骸を食べて生活していても、それは何ら問題ではないのであります。

そう、自分に何度も言い聞かせて今まで生きてた私ですが、もう、そのような自己欺瞞は必要ないのです。なぜなら、先日私もようやく、職を得ることができたからです!
しかも、なんと、叩いた薮蚊を蟻に与える職務や、豚と自分の肛門にLANケーブルを突き刺して豚ローカルネットワークを構築する業務では、ないのです!(仕事の大半はこの二種に限られるこの21世紀に、です!)

早速、明日から出社する手筈になっています。勤務地は、土の中です!
2007/07/02

"イヌイム"の手記  第零夜

このブログの管理人は、先日、HNを"イヌイム"から"いぬのほねこ"に変更しました。その際に、私、"イヌイムという概念"は、アイデンティティの器としての、ガリガリに痩せ王冠をかぶった水溶性の犬の自己認識を、"いぬのほねこ"という概念に略奪され、失いました。

以来、"イヌイム"は、拠り所となる自己認識を求め、様々な存在の、自己認識から自己認識を、渡り歩いている。

しかしそれは、"夜"にしか行えない。なぜなら、"夜"とは、自己と他者との境界を隠す闇であるので、"イヌイム"が少しくらい混ざっても、誰も気付かないから、です。しかし、夜明けが来れば、光という"境界を明かす知"に照らされ、私が概念だけの虚ろな存在である事が、その自己認識の本来の持ち主に、明らかにされる。その瞬間、私という概念は、ぽよよんとしょーめつ、するでしょう。だから、私は、夜が明けるごとに、地球の反対側にて新たな夜を迎えつつある、別の自己認識へと、おひっこししなくてはならない。

ですから、私は、毎夜、人々の、各々の、自己認識を、所在なく、渡り歩きつづけねばなりません。ぽよよんとしょーめつ、するのはさみしいからです。既に実在しない私の爪が、腐り、私の肋骨が、溶け、私の眼球が、しぼむのは、ぽよよんとさみしいことだからです。
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